藤野英人著
「ビジネスに役立つ日本史講義」
(PHP)
を読んだ。
日本経済を日本史の観点から
独自の理論で分析されている。
内向きな「ヤマヒコ」的価値観と
外向きな「ウミヒコ」的価値観の
あいだを行き来してきた、
という理論だ。
歴史を振り返るとこの理論の納得性が高い。
最後に本書の中で
江戸時代の豪商の話が紹介されていた。
「売り手よし、書い手よし、世間よし」
をキャッチフレーズに、
私財を投げ打ち公共工事を実施していた。
このことは本業を通じて社会貢献するという
発想が世界でも先駆的に存在していたことを
意味するという記述だ。
江戸時代の商人の精神が
現代にも残っており戦後の高度経済成長に
つながっていることが理解できた。
素晴しい本だった。
絶対のオススメ本、
熱いぜ!
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