「日本の黒幕200人」
宝島編集部編著
を読んだ。
戦後の日本を創った200人が登場する。
単純にとても面白かった。
黒幕の筆頭として登場するのが
児玉誉士夫氏だ。
僕が小学校のころ
ロッキード事件が発生し
証人喚問を受けた人という記憶がある。
この児玉氏は太平洋戦争終結後
中国から持ち帰った
現在の価値で4000億円に達する資金が
何故か旧海軍やGHQの目を逃れ
児玉氏個人に処分が任された。
この莫大な資金が鳩山一郎率いる
自由党の結党資金に使われ、
児玉氏がロッキード事件までの間
影のフィクサーとして
政治に関わった記されている。
児玉氏に限らず
笹川良一氏や
小佐野賢治氏など
昭和のフィクサーが沢山登場する。
注目は財界のフィクサーとして
江副さんが登場していることだ。
ひとりで竹下内閣を壊滅させた
東大卒のベンチャー企業家として
紹介されている。
江副さんの言葉として
「時間はお金で買えないが、
買える時間はできるかで買いなさい」
という言葉が紹介されていた。
時間を有効利用するために
タクシーでの営業を認めたことか。
でも、リクルートOBとしては
「自ら機会を創りだし、
機会によって自らを変えよ」
という言葉を紹介してほしかった。
この本、単純に面白い。
オススメです。
熱いぜ! |