先週、
JBCの理事会後
「簡単に今があるわけではないセミナー」
を開催した。
講師は
元リクルート取締役の竹原さんに
リクルート取締役時代の
様々な苦労話を中心に
講演をお願いした。
ちなみに竹原さんは現在
「フューチャー・デザイン・ラボ」
を創業され、社長を勤められている。
もちろん竹原社長もJBCの会員だ。
竹原社長の話術で講演は盛り上がった。
JBCには
エリートネットワークの松井社長、
稲田塾の稲田さん、
Jフェローの高野社長、
メディカルサーバントの井田社長など
多くのリクルートOB経営者が
入会されているため、
リクルートの同窓会のようでもあった。
この講演に出席していた
河合前理事長は
中内会長時代のダイエー顧問弁護士であり
ダイエーがリクルートの株を買収する
ダイエーサイドの裏側を知っていたとのこと。
河合先生はこの買収は
本業とのシナジー効果が薄い
という理由で大反対していたようだ。
竹原さんからの講演では
買収されたリクルートMGRの猛反発が
大変だったと語られた。
20年の時代を超えて
リクルートとダイエーの
買収劇を多面的に検証できた。
最後に、
リクルートは何故いい人材を獲得できるのか?
という質問に対して
竹原さんが次のように回答された。
「リクルート創業者の江副さんは
全国の大学の学部別定員を全て頭に入れていた。
採用目標の設定においては
どこの大学の何学部の目標が高い低いまで
各論で指示をだしていた。
更に、
高校生採用においても
優秀な人材で諸事情で大学に行けない高校生は
必ずいるとい信念で
全国の進学高校に足を運ぶことを指示していた。
江副さんの採用に対するエネルギーや執着心は
並大抵ではなかった。
リクルートは人材ビジネスをしているから
簡単にいい学生を先行採用しているという
世間の批判は全くの誤解であり、
いい人材の採用は
唯一経営者の執念によって
成功・失敗を分ける」
と回答し、
参加者から賛同の拍手を得た。
リクルート時代を思い出し
元気になった日だった。
熱いぜ! |