「熱いぜ」が
電子書籍として
アクセルマーク社から復刻する。
「熱いぜ」をデザインした
デザイン事務所から
当時のデザインデータを取り寄せた。
デザインデータを見ていると
当時の記憶が鮮明に蘇る。
発売当日、
新宿紀伊国屋で平積みされていた。
嬉しくなって本を手に取ったら
店員さんから
「著者の方ですか?」
と声をかけられた。
恥ずかしくて赤面した。
「熱いぜ」
の表紙は砂漠の荒野をハーレーで突っ走る
ハードボイルドが男を気取った僕が
中心のデザインだからだ。
でも実態の僕は
ハーレーどころかバイクの免許すらもっていない。
ハードボイルドの真逆。
その時に書籍の表紙には
自分の顔を出すべきではないと
心の底から思った。
ちなみに、
2作目の
「社会人のオキテ」
3作目の
「食いしばるために奥歯はあるんだぜ」
には、
もちろん僕の写真を出していない。
僕にとって苦い思い出の
「熱いぜ」
だが、こうして電子書籍化のために
もう一度読み返してみると、
表紙のデザインに限らず、
書籍としてかなり非常識な冒険をしている。
全ページに僕の写真が登場する
パラパラなど、
20代の僕の生き方そのものが
本になったよう冒険本だ。
「熱いぜ」は
発展途上な僕のストレートな感情が
つまった本と言える。
電子書籍化するにあたって
「はじめに」は
現在の僕の心境と
現代の学生を中心とする若者に
新たなメッセージを
書き下ろした。
4月出版予定だ。
お楽しみに。
熱いぜ!
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