昨日、
僕が立ち上げた経営者向け講座
JBCアカデミーオムニバスコースを
実施した。
テーマは海外進出。
講師はNAC国際会計Gの
中小田代表にお願いした。
中小田さんは
三和銀行、トーマツを経て
99年に資本金12万円で香港に
NAC会計事務所を設立した。
2011年は
アジア12カ国に事務所を設立、
日系企業取引社数1000社、
上場サポート企業120社、
グループ全体社員数135名と
日系のアジア会計事務所として
大成功されている。
アジアマーケットの基本情報と
最新情報をレクチャー頂いた。
まず基本情報として驚いたのが
香港の税制でだった。
法人税一律16.5%、
個人所得税最高税率15%、
事業税、住民税、消費税、相続税、贈与税無。
驚くべき税制だ。
ちなみに、
中国・インド・ベトナム
シンガポール・タイ・インドネシア
などのアジア各国と比較して
日本の法人税は突き抜けて高い。
国際競争力という点で考える必要がある。
アジアマーケット最新事情として
有名ブランド「PRADA」は
香港メインボードに上場し、
中国進出を図るなど
香港証券取引所は活性化している。
また、本年4月に
SBIホールディングスが
香港初の日本企業の上場を果たした。
SBIホールディングスは
香港を拠点にアジア戦略を進める計画と
北尾会長が表明した。
IMD世界競争力ランキングにおいて
香港は米国・シンガポールを抜いて
1位に躍り出たことでも
香港の勢いが裏付けられる。
最後に、
アジア各国に会計事務所を持つ
中小田代表が注目する国として
前年同月比20%UPのベトナムと
人口2.4億人(世界第4位)のインドネシア
をあげられた。
そして、中小田代表は
海外進出はすぐにできないかもしれないが、
アジア各国の情報を収集し、
進出計画を立てることは
日本にいて明日からでもできること。
アジアの成長スピードが早いのは
すなわち、次の一手を計画し意思決定する
スピードが早いということ。
日本の中小企業の経営者の皆さんこそ、
このスピード感は大切にするべきだと
締めくくられた。
納得だった。
熱いぜ!
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