日本中の働くお前と会社を元気にする男、大條充能 blog
 
 
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大條充能 Mitsuyoshi Daijo
1965年青森県弘前市生まれ。総務業務のアウトソーシングサービス会社「株式会社ゼロイン」社長。地元の高校を卒業後、コメディアンを目指して萩本欽一事務所入りにチャレンジするも果たせず、縁あってリクルートに入社。リクルート事件発覚後、サラリーマンバンドを結成して人気番組に出場し暗く落ち込む会社を元気付けたほか、26歳にして社内報の人生相談コーナー回答者になるなど社内有名人として不動の地位を築く。このときに「~だぜ」という独特の文体を確立。その熱い語り口で多くの人を虜にする。一方で総務業務の効率化や求人情報『がてん』の創刊、ダイエープロジェクト等に携わり、当時の最年少マネージャー昇進記録を塗り替えるなど業務面でも大きな成果を残す。1998年にリクルートを退社しゼロイン設立。日本中の会社を元気にすることを使命に日々奮闘中。著書に『熱いぜ!! 悩まない人生方法』(宙出版)がある。
『社会人のオキテ』
(実業之日本社)
 
『熱いぜ!! 悩まない人生方法』 (宙出版)
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月間総務「これからの総務マンに必要な資質とは」後編 2010年12月16日
 

月間総務2.JPG

~昨日から続く~

(小見出し2)
これから必要になるのは
「専門性」よりも「目利き力」

それでは、
これからの総務パーソンに
必要な資質とはどんなものか。
今回のアンケート調査では、
総務担当者の平均総務歴は八・七年。
二〇年以上という人も一〇%以上おり、
概して担当期間が長くなる傾向がわかる。
総務歴が長くなれば、
それだけ知識や専門性が高まるわけだが、
一方で大條さんは
「これは総務業務に限りませんが、
一つの業務を長く担当することで、
過去に成功したやり方を踏襲し、
新しいやり方を取り入れにくく
なることがあります。
特に総務パーソンは
職人的な経験値に自らの
存在価値を見出しがちな傾向が
あると思いますね。
そのため、
ナレッジが共有できていない
総務部門が多い」と、
その弊害を指摘する。

「総務がより専門化していくことが、
企業全体にとって役立つかどうかは疑問です。
コスト削減やコンプライアンス、
ファシリティマネジメント、
情報セキュリティなど、
総務が担当する業務は多岐にわたり、
そして高度化してきています。
もはや、
それらをすべて総務部門だけでできる
時代ではないと考えた方がいいでしょう」
各業務に精通した総務パーソンを
抱えることができる企業はそう多くはなく、
業務を進めるためには
他部署やアウトソーサーとの
協力が欠かせない。
であればこそ、
自身が専門家になるよりも
「これからの総務パーソンに求められるのは、
“目利き力”でしょう」
と大條さん。
「たとえばファシリティマネジメント一つを取っても
アウトソーサーはたくさんあり、
それぞれに得意分野が違います。
どのアウトソーサーとパートナーを組むかで、
その成果には大きな差が出ます」
また、より良い判断をするためには
多くの情報が必要であり、
社内外にキーマンや、
ネットワークを持っていることも、
優秀な総務パーソンの条件だと
大條さんはいう。
職人的なスペシャリストとしての
総務の在り方とゼネラリストとしての
総務の在り方がしばしば議論となるが、
これから必要なのは
“プロのゼネラリスト”
なのかもしれない。
 さらに大條さんはもう一つ、
「営業的なセンスを持ってほしい」
とも語る。
「これからの総務パーソンは
営業的な情報感度が
高くなければいけません。
それはつまり、
自社の製品やサービスに愛情を持て、
ということです。
製品やサービスに愛情を持っていれば、
自然と営業がどうしたら
効率良く仕事ができるか、
どうしたら自社が社会に支持されるか
という視点が生まれてきます。
それが、経営者の視点です」

(小見出し3)
自走する組織を
作り上げろ!

「いずれにしても、
今までやってきたことを
ただ踏襲するのではダメだということに、
多くの企業が気付き始めています。
目の前の仕事をルーティンワークで
やる時代は終わりました」
経営方針が浸透すれば、
おのずと一体感が生まれ、
あらゆることが良い方向に転がっていく。
組織は自走し始めるのである。
そして、自走する組織のかじを
経営の実現したい方向に切ることこそ、
総務部門の役割なのだ。

投稿者 daijo : 2010年12月16日 08:08

 
 
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